キャリーバッグはどれにしよう
ふゆねこをお迎えする先は車で約1時間程。猫は犬と違ってリードを付けて助手席でお座りなんてことも難しいため、なにはともあれキャリーバッグを探さなくてはならない。
キャリーバッグはどのタイプがいいのか
まず第一は安全であること。決して隙間から逃げ出したり、密閉されて息苦しくなったりすることのないようなものを選ばないといけない。また将来大型に育つ種類の猫であれば、大きさも考慮に入れる必要がある。
調べてみると驚いたのは、車での移動が多い人にはシートベルトが固定できたり、キャリーバッグに給水器を付けられたりするものもあったり、被災用にスペースを拡張してトイレを置いてつかえるものなど、昔に比べてどんどん使いやすく進化していること。
かたちもさまざまで、ハンドルがついて持ち運べるクレートタイプ、背負えるリュックタイプ、肩にかけれるショルダータイプ、キャスターがついたカートタイプなどなど。
用途にあわせて候補を絞る
最終的に二つまで候補を絞ってみました。
おすすめ1
リッチェル Richell キャンピングキャリーファイン ダブルドア
こちらは猫界隈のいたるところで絶賛されているクレートタイプの王様。側面と天面に扉があり出し入れがしやすく、病院に行くときにとても便利。またドア部分もスモークになっているため中にいる猫も落ち着けるのもよい。別売りのショルダーベルトや給水器も装着できたり、車用にシートベルトの装着も可能。
おすすめ2
ペキュート Pecute ペット キャリーバッグ
こちらは布製のリュックタイプ。前面と側面の一部がメッシュになっており通気性も抜群。再度にポケットもついているのでちょっとしたものを入れて移動することができる。また、折りたたんで収納することができ場所を取らないのもいい。伸縮してくつろぎスペースをつくることもできるため被災時にも役に立つかもしれない。
わたしが選んだキャリーバッグ
私が選んだのはリッチェルのダブルドア。がしかし、届いた箱を開けてびっくり、間違えてシングルドアタイプを買ってしまった……。買ってしまったものはしょうがないのでこれでいいかなとも思ったが、実際に持ちあげてみるとなかなかの重量感。Sサイズで2.4kg、そこに猫の重さが加わり、かつ自分のバッグも持たなくてはいけないとなると徒歩で通院しようと考えている私には少し難しいかもと考え直すことに。
2024年に入ってからはますます南海トラフ地震についての注意喚起や報道を目にする機会も増え、万が一の時の備えがあったほうがいいと考え、被災時にも役に立ちそうなペキュートのリュックタイプを改めて購入することに。
お迎えする猫はサイベリアンという種類の猫で成猫で4~9kg程になるという大型長毛猫。そのため将来を考えXLサイズを選択しました。
ペキュート キャリーバッグを背負ってみたら……
ぺたんこに折りたたまれた状態で届くのでまずはリュック型に成形。Amazonレビューで散々背負っている人の画像を吟味しつつ購入したのでその大きさはわかっていたつもりだったけど、実際に届いてみるとまあでかい。Lサイズでよかったんじゃないか ……という後悔もありつつ、猫がすくすく巨大に成長するかもしれないし、なによりゆとりがあり窮屈そうじゃないのでまあいいか。
実際に背負ってみるとやはり大きく歩きにくい。街でよくみかけるデリバリーのリュックよりも一回り大きいかんじ。背負ったまま部屋の中を歩いてみると、廊下の角にぶつかったり意外と距離感が掴みにくい。そして後ろに重心が引っ張られるので慣れないと少し怖い。
購入時にはすぐに猫を入れないでまずは背負って歩いて自分自身が慣れてから使用することをお勧めします。
また届いた直後は少し匂いが気になったので天日干しなどをして匂いを取ってから使うとよいかと。
実際に猫を入れて背負って病院に行ってみた
お迎えの日は友人に車で送迎してもらったので、実際に背負って歩くということはありませんでした。お迎え後しばらくして動物病院に行くことになったため、そこで本格的にリュックデビューを果たすことに。
使用前に慣れてもらうためにリュックを広げて遊んでもらっていたため特に怖がる様子もなくすんなり入ってくれました。それでも初めての病院は不安だろうからけりぐるみと普段使っているタオルケットも一緒に入れてあげることに。中はゆったりとしているのでけりぐるみを入れても充分スペースがあります。
実際に使ってみると、やはり両手が自由になるのはとても楽。ただ背負っていると猫の様子がわからないのが少し不安。この日はいい天気だったのでよかったけれど、メッシュタイプなので雨天時にはカバーをかけるなど対策が必要。
まとめ
こちらで紹介したもの以外にもさまざまなタイプのキャリーバッグがあるので、猫の大きさや性格、どんなシーンで使用するのかなど考慮して選ぶ必要があります。
クレートにせよリュックにせよ、閉じ込められて運ばれるのは猫にとってはストレスでしかありません。そのため少しでも安心・安全・快適な環境を提供することを考えていかないといけないですね。